もはや昔のように
「あっ、成人式だー!」
華やいでウキウキの、スーツのお兄ちゃんや
晴れ着のお姉ちゃんの姿を街で見かけて
見てるこっちもなんだか「ホ~・・・」と見とれて、
いつかは自分達があれを・・・!っていう、子供の頃のあこがれ。

そういう気持ちは、毎年毎年薄れてゆく一方で。

や、まー、前の職業柄、ここ数年の成人式には、
あの時小学生だったあいつやこいつが、年齢的に
きっと成人式にいるんだろうなーと、
個人的に感慨深い気持ちを抱いていたので
素直に「おめでとう」と思えたけど。

今年は、すっかり成人の日の存在を忘れていた・・・っつうか
もうさほどメディアでも取り上げられなくなってた気がする
(取り上げても一部の「否」成人者を付け上がらせるだけだと思うし)。

で「はぁ~!?」と呆れてしまったのが、どっかの新「否」成人の

『こんなことできるのも今日まで。明日から真面目に働く』

へ・・・と、言葉を失った・・・(そして思考も止まる)。

最初はね、
あぁ、「ゆとり」だかなんだかしらんが、
ここんとこの成人式の頭のおかしい行動も、結局は
「オレを見て!見て見て~!(床に寝転がって手足バタバタ)」の
かまってちゃんなんだなぁ、こういう
「この日はみんなオレらを祝ってくれるんだから、なにやっても怒られない(はず)」
というのを見越して、これまで20年の人生の中で、わけわからんけどなんだか
オモテに出したくて出したくてしょうがないこのムズムズしたキモチを、
出来るだけ多くのニンゲンに、ハデに見てもらって、あわよくば
全国でテレビに流してもらって、オレを見て欲しい、認めて欲しいッ!という
ある意味『自己表現欲』を、こんな形でしか爆発させられない、
本当にカワイソーなコドモたちなんだな・・・って、思ったんだけど。

時間が経つにつれ、腹も立ってきたのね。
「明日からは真面目に働く」?
あーそーか、キミには「明日」は自分には「100%、絶対にやってくる」ものなのか!
「明日」以降も、絶対に今と同じ自分で、生きている!という自信があるのか。
スバラシイね。
と。

ま、それだから「新・成人」なんだけどさ・・・。

明日が「ある」から、今、コレをやるわけさ!
明日からでいいわけさ!
明日からやり直しできるさぁ!
か・・・。

明日は「絶対」じゃないんだよ、って、ひねくれたオバサンは思っちゃったのさ・・・。

関係ない(?)けど、今日会社の同僚から聞いたけど、
彼女のお子さんの学校では、昨日だったかな?今日?に、
「成人式まであと半分だネっ!」ちゅー、プチ成人式というか
プレ成人式みたいな行事があったそうな
(ま、週休二日制になってから始まった「親子ふれあい」の一環らしいけど)。
午前中に餅つきをして、みんなでお祝いのお餅を食べた後、
午後からは親子バレー大会。
「午前中だけでも疲れるのに、一日中なんだよ・・・(疲」
うわ~;

アタシの母校なんだけど、確かに・・・あの頃から、他の学校に比べて
ちょっ・・・と行事が大目の学校ではあったんだけど。

週休二日制になっても、土曜日は結局「親子ふれあい」とかで
子供達は学校にいかなくちゃなんない。
もちろん、親御さんたちも、どちらかが仕事を休んで、学校に。

で、先生方ももちろん「もれなく」参加らしくて、そういう意味では
「とっても先生方と親達が身近ではある」らしいんだけどね。

会社は土・日・祝日働けるパートを求めてるのに、
パートさんたちは学校の催事で土・日・祝日は働けないことが多くて。

時給もなかなか上げてもらえない上に、残業は禁止。

それだけならまだしも、経費節減イコール人件費削減で、
契約更新のたびに、パートさん達の働く時間数を減らしてくる会社。
もっともっと働く時間を増やしたいパートさん達。

なんかねぇ・・・話を聞いてると、あたしが「もし」「将来」
子供を持った時には、どうなっているのかしら・・・と考えちゃったなー・・・。

ま、その時は、「今の」会社にいるかどうかがわからんけどさ;

昨日ラジオで、
「正月休みに、夫がコマを手の平に載せてまわしてるのを、
遊びに来ていた子供たちが、驚きと感動と尊敬のまなざしで、とても喜びました。
こういう昔の遊びがまだ「出来る」私達世代が、今、やってみせて
次の世代に教え、伝えていかなければと痛感しました」
みたいな内容の、リスナーからのお便りを読んでたんだけど。
あー確かにそうかもーと思ったなー。

今や100均どころか大きいスーパー行けば
100円以下で売られているコマやケンダマだけどね。

正月の凧揚げの風景とかも、めっきり少なくなっちゃったね。
あたしの小学校では、大きい公園に学校ごと出かけて
「凧揚げ大会」やったんだけど、今はやってないんだろうなー。
あの時、木に登って枝が折れて地面に落ちて、
足を骨折して泣いてたやつとかいたなー
(こういうのって、他人がよく覚えてるんだよね;)。
今なら親が学校に怒鳴り込む時代なんだろうね、こんなことあったら・・・。

あの時代はそういう時、こっちの言葉で、たいてい親が
「ゆーしったい!あんたが悪いんでしょ!」
と自分の子供に一喝して終わり、だったんだけどねー
・・・今の親御さん達は、知ってるんだろうか?この言葉
(方言。「いーばーやさ!」とかも似たニュアンスあるね)。

んー、新「否」成人クンたちの話に戻るけど
きちんと「自分を見てくれてる大人がいる」という安心感がないんだろうなーとも思う
(必ずしも親でなくても、先生とか先輩とか食堂のおばさんとかでもいいじゃないか)。
子供たち同士の人間関係の繋がり方も(今はイロイロなツールがある分)、
あたしたちの時とはまったく違うんだろうしね・・・。

はっ
気がついたらもうこんな時間・・・寝る。
(ジェットストリームを聴きながら)

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索