実家で用事を済ませて変える時に、ハハオヤが

「(父が)持ってきていたアーサを持っていかないか?」

と。
あたしは、(ハハオヤが)食べないなら、と答えるつもりだったんだけど

「あれ(父)が持ってくるものは汚くて食べられない」

当たり前のように(自らが)失禁で汚した下着を洗いながら。

その一言で、あたしの中のなにかが。

冷凍庫に入れてあったアーサを引き上げた。
あるもの全部引き上げるつもりだったけど、一袋あるだけだった。

あたしのハハオヤは、やれ背中をかけ肩を揉めという父の背中に向かって
思いっきりあっかんべーをしたり、拳を振り上げて殴るフリをしてみせる人だった。

幼い子供ながらに あたしは

この人は 相手が背中を見せたらこういうことをする人なんだ と
ニンゲンとして信用できない人だ と 感じてた
(そういう言葉にはしないけど、感情としてはっきりと)。

あんたも そのおしっこの臭いみたいに 汚いくせに

あの頃抱いてた苦い感情は、30年以上経った今も、ちっとも変わらないのよ。

・・・。

聞いていて疲れる言葉を耳にすると、あたしの体の細胞がどこかで、
グジャっと潰れる音がしてる
気がする。

人と話をするのが嫌だ
っていうことが 実はたまーに
ある。

話をするというより
あたしが聞きたくないことを聞かされるのが嫌なんだと思う。

聞き上手だと昔から言われるけれど
聞き流すのが上手なわけでは、ない。

相手の言葉を浴びる分
自分の中のなにかが潰れてゆく音も
聞こえている。



さて、来月から1年間本当に
月7万円で生活しなくては。
できれば
月々わずかずつでいいから
借金を返していかないと。

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