30余年ぶりの、顔ぶれだと思う。

弟弐よ、聞いて！

あんたが逝ってからの初盆だった去年の日記を見たら、
弟壱は、あいかわらずいつもどおりに朝から出かけてたのに・・・

たぶんね・・・

あんたが生まれる前の年以来、だと思う。

父ちゃんと、ハハオヤと、あたしと、弟壱。
この四人で、仏壇にウートートーしたんだよ。

誰に言われた（諭された）のか知らんけどさ・・・；

父ちゃんも、弟壱に対しての接し方が、変わったな、と正直驚いた。

「毎月ウガマーしてる」
って言ってた。
「前に比べて、落ち着いてるか？　前と変わらない？」
って聞いてきたから、まぁ、思ったとおりに
「だいぶ落ち着いてるよ。今は、気がまぎれる趣味もあるしね」
と話したけど。
その後に弟壱本人を呼んで話をするのも、ずいぶんとやわらかい話口になっていた。
それにあたしが一番驚いた。
ま・・・そのウガマーしてる先で、弟壱への接し方を勉強しに言ってるようなもんだろうな、って思うけどね・・・。
それの分プラスになってるだけ、いいかな。
前にこのウガマーする話出してきた時は（確かシーミーの時だっけか）、弟壱の態度がますます硬化するだけだとおもってたから、ちょっとだけ一安心。

そんで、今の仕事が、なんとか軌道に乗ってるんじゃないかな。
あたしがいた前の会社にそっくりじゃん、ウラヤマシーって。
話を聞いてあたしは、素直にそう思った。

しっかし・・・うちのハハオヤの嘘つきぶりが、ますます輪をかけて。
仏壇を掃除したのは、父ちゃん一人だったのが判明。
なにをもってして「仏壇掃除したのは弟壱」なんだ？＃

っつーか、お金に対する価値観というか感覚が、守銭奴すぎ。

だから、父ちゃんが外で（他の女の人と）暮らしてる間は、あのバーさんは元気だろうな、と思う。
自分が死んだら、この家をのっ取られる、と思っているはずだからね・・・。

ま、二人とも。
父ちゃんは、好きな煙草をやめることは、まず、ない（それこそ、あたしに子供が生まれない限りね）。
ハハオヤも、薬だと信じてやまない「栄養ドリンク」（という名の、あたしに言わせりゃ「砂糖水」）、好きで毎日飲んでるんだから、もう気の済むまで飲むがいい。
好きで飲んで死ぬなら、それはしょうがないさ。

そう思ってないと、こっちの神経が持たない。
やってらんない。


唐突だけど、あたしも今度の誕生日あたりから「（あたしの）万が一」に備えて、遺言書を毎年書くようにしようかしらん、とか思っちゃったりしている今日この頃・・・うーん。