ISBN:4091670253 コミック 吉田 秋生 小学館 2007/04/26 ¥530

昨日、彼が珍しく(毎週買ってるのとかとは違う)漫画を買ってきたと持ってきてたので、読んだ。

面白かったな。

『これはおとなの仕事です』
『おとなのするべきことを子供に肩がわりさせてはいけないと思います』

・・・思わず、弟の告別式の時を思い出した。
あたしにも、そういってくれる人が欲しかったな、って思った、正直。
そりゃまぁ、漫画の中の子は確かに13歳で、あたしはその「×3」近い年齢ではあるから、あたしは立派に「おとな」なんだけどさ(汗

・・・でもさ、父親も(ピンピン元気)、母親も(足腰悪いから式の間中座っていたけど)現存してその場にいたんだ。

でもなぜか、親族代表の挨拶は、喪主の父ではなく、あたしにさせられた。

・・・なぜ? なぜだったんだろう。

もう、父はずいぶん前に家を出て、別居しているからだろうか。
かといって、母親は、足腰が悪いと言って、その場を動こうとしない。

だからか、だからなのか?
両親の不和のとばっちりを食らった気がして、虚しかったな
(あぁ、これから先は、なにかにつけ「あたし」か・・・って)。

伯父さんにやってもらおうか、という話もあったんだけど
(この辺はホント、この漫画にそっくりなんでちょっと笑えたけど;)、
実の兄弟だし、ってことで、あたしに。

・・・。

生まれて初めてのことじゃないか。
いろいろと世話をしてくれた親戚の兄ちゃんに
「何て言えばいいの」
と言ったら、葬儀屋の人にお願いして、
なにやら原稿のコピーをもらってきて、
「この通りでなくてもいいよ。なこの話したいこと言ったらいい」
とか何とか言ってくれてて。

出棺して、告別式が始まるまでのあのわずかな時間で、
あたしは原稿に何度も何度も、必死に鉛筆で書き込みをした。
告別式の、親族代表の挨拶なんて、まともに聞いたことないから、
これでいいのかどうかわからなくて・・・本当にこの通りにしゃべっていいのか散々悩んで。

弟壱が(今思うと、こいつがしっかりしてたんだなと思う;)
弟弐の、これまで通った保育園から小学校、中学高校、そしてこれまで勤めてきた職場の、年月のデータまですべて紙に書き出していて。

直前まで、それを読もうかと迷ったけど、結局読めなかった(後悔;)。

どうにか・・・どうにかぎりぎり、「あたしの言葉」を2、3行書き足して、あとは頂いた原稿どおりに読んだ。

その原稿、かなりあとでわかったけど、ガチガチの忌明け礼状の文みたいだったんだよな・・・話し言葉じゃなくって、書き言葉だった、ほとんど・・・(だから、いとこに『とても立派な挨拶をして・・・』と言われてしまったんだ;)。

この先、またああいう場面に出くわす(?)とするなら、今度はもう少しちゃんとした(?;)挨拶ができるだろうな、って思うけどさ。

でも・・・。

この「シャチ姉」みたいな人がいてくれたらな、って思った・・・しつこいけど;

つまりそれくらい、あたしはこの二人(両親)の「子供として哀しかった」ってこったな・・・。

やっぱり、吉田秋生さんの作品って、面白い。
さっきも読み返したさ。

おとといのことがまだ尾を引いていて、どうにもイライラこうにもイライラしてたんだけど、こういう時って、映画とか漫画とかでまったく「別の世界」にどっぷりはまり込んじゃう方がいいみたいで。

この漫画に没頭したあと、ちょっと気分転換になったみたいで。
すこーしだけど、すっきり(ありがとねー>彼へ)。

はぁ・・・やっと今日(本当の意味で)すっきりした。
おととい、昨日、今日と・・・まんじりともせず。
はっきり言って寝不足、怒りで。
今日なんか、いつもよりも早めにお昼ご飯食べ終わったから、
きっちり15分(いつもより5分多めに)仮眠とるつもりだったのに。

携帯の目覚ましセットして、突っ伏してみるも・・・
「###・・・」
思い出しムカムカして、眠れやしない。
「###!」
思い切って、その時間をデスクに向かうことにしてさ・・・。

だから;
こないだからあんま眠れてない・・・(だったらさっさと寝ろって話★;)。

また明日から、仕事頑張る・・・ッ!(燃

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