わずかではあるが
遺された弟弐の貯金の件で、ハハは窓口で
必要な書類を役所に取りに行くように言われたらしい。
あたしゃ年取ってるし足も痛いんだしって
ひととおりの愚痴なワガママ言った婆婆なハハは
アタシに役所に取りに行くようにと頼んだ

足痛いだの何だの言っといて
アタシが役所から必要書類を持ってきたあかつきには
またその足で再び金融機関の窓口に
いそいそと手続きに出かける訳でしょ

今やハハと二人暮らしになってしまった弟壱に
アタシはこの間のゴミの出し方を注意したのだけれど
追い討ちをかけるように背後からなじるハハに
弟壱は一瞬
悲しい野生動物のような一蔑をハハに向けた

弟弐は上手にやっていた、と。

酒で朦朧とした弟壱の頭にも
その言葉は悲しく響く
それをハハがわかってあげない

アタシの
いつも助かってるよありがとうと言うフォローも
弟壱には届かない

あんなにカンシャク持ちだった弟壱が
ハハのこの言葉に反撃の牙も見せず
黙々と
明日の資源ゴミの仕分けをしている

アタシは
アタシは
弟壱にこれ以上
なんて言っていいかわからなくなって
無言でその場を離れる

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カラダメモ
便秘してるので腹が重い。
ハラが重いから、歩きにくい。
んで、腹の重みで今日は一日中傷痕が痛かった…。

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