なんであんたが今、ここに居ないんだろうなぁ
2006年10月12日って、明日のごはんの準備をしてて、ふと思った。
あんたの服も、靴も、鞄も、部屋もテレビも
目覚まし時計もあるのにねぇ。
前日に、いつものように
灯りを消した部屋でテレビを観ながら、
お菓子の残りを袋ごとガーッと口に流し込む、
それがあたしの見た最後の姿だったのだけど。
そして翌朝、
おそらく、まだ生きていたであろうあんたの足を
部屋の入り口からちょこっと見えてるあんたの足を見ながら
(いつものように横向きに寝てる・・・ゆうべは寒くはなかったんだな)
ここんとこ、明け方急に寒くなることがあってさ。
あんたがその寒さで丸くなってしまって、足が
部屋の入り口からは見えないことがあったから。
ちょっとホッとしながら、あたしはトイレに向かったんだ。
そして。
あんたをあたしとおじさんで引き取りに行って。
家に帰っては来たものの、
生きてる時とはすっかり顔色が違うあんたを見て驚いて。
あんたが初めて流した涙は、血の色をしていて。
冷たくなってるあんたにもあんなに触れたのに。
出棺の準備をしていて、ほんの一瞬、
かすかにたちのぼってきたあんたの臭いに、戸惑って。
そして、お棺に納まって、粉々の骨になって、
あんなに狭い骨壷の中に入ってしまって、
あんたが顔をしらない
ご先祖様やおじいちゃんおばあちゃん達と
お墓の中で眠っているのも
みんなみーんな
あたしはこの目で確かに見届けているのに。
毎日毎日、朝ごはんを準備して、
あんたの遺影に手を合わせるけど、
やっぱり、ふと、こう思ってしまうんだよなぁ。
なんであんたが今、ここに居ないんだろうなぁ
と。
それはそれは
不思議な気持ちで。
でも
あんたのあの永遠に目を覚まさない寝顔と
冷たいおでこの感触を思い出すと
やっぱり
もう
居ないんだなぁ・・・。
******************************
たまたま、近い日に
弟と同じ名前で、年齢も近い人が
亡くなってるのがわかった。
思わず弟が
『あい!ボクも同じ名前だよ!同じ、○○って言うんだよ!』
と、はしゃぐ姿を想像してしまった(不謹慎ではあるが;)。
見知らぬ彼のご冥福も、祈りつつ・・・
******************************
あんたの服も、靴も、鞄も、部屋もテレビも
目覚まし時計もあるのにねぇ。
前日に、いつものように
灯りを消した部屋でテレビを観ながら、
お菓子の残りを袋ごとガーッと口に流し込む、
それがあたしの見た最後の姿だったのだけど。
そして翌朝、
おそらく、まだ生きていたであろうあんたの足を
部屋の入り口からちょこっと見えてるあんたの足を見ながら
(いつものように横向きに寝てる・・・ゆうべは寒くはなかったんだな)
ここんとこ、明け方急に寒くなることがあってさ。
あんたがその寒さで丸くなってしまって、足が
部屋の入り口からは見えないことがあったから。
ちょっとホッとしながら、あたしはトイレに向かったんだ。
そして。
あんたをあたしとおじさんで引き取りに行って。
家に帰っては来たものの、
生きてる時とはすっかり顔色が違うあんたを見て驚いて。
あんたが初めて流した涙は、血の色をしていて。
冷たくなってるあんたにもあんなに触れたのに。
出棺の準備をしていて、ほんの一瞬、
かすかにたちのぼってきたあんたの臭いに、戸惑って。
そして、お棺に納まって、粉々の骨になって、
あんなに狭い骨壷の中に入ってしまって、
あんたが顔をしらない
ご先祖様やおじいちゃんおばあちゃん達と
お墓の中で眠っているのも
みんなみーんな
あたしはこの目で確かに見届けているのに。
毎日毎日、朝ごはんを準備して、
あんたの遺影に手を合わせるけど、
やっぱり、ふと、こう思ってしまうんだよなぁ。
なんであんたが今、ここに居ないんだろうなぁ
と。
それはそれは
不思議な気持ちで。
でも
あんたのあの永遠に目を覚まさない寝顔と
冷たいおでこの感触を思い出すと
やっぱり
もう
居ないんだなぁ・・・。
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たまたま、近い日に
弟と同じ名前で、年齢も近い人が
亡くなってるのがわかった。
思わず弟が
『あい!ボクも同じ名前だよ!同じ、○○って言うんだよ!』
と、はしゃぐ姿を想像してしまった(不謹慎ではあるが;)。
見知らぬ彼のご冥福も、祈りつつ・・・
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