七つを数え終えた、その時に。

どーにかこーにか初七日が終わって。
これから毎週がタイヘン。

チチはもう住まいを他に持っているし
（家の鍵を持っていないと言われた時、
あぁもうこの人は
この家に戻ることはないのだと
チチの覚悟を感じた）、

もう一人のきょうだいは
しばらくは情緒不安定だろうし
（今回の死をどう受け止めているか
あたしにもわからないので）、

ハハはもうリッパに年寄りなので
（もう昔のハハではない）、
なにかと文句
なにかと頑固

そしたら
残るは
あたしだけ

だから

「現実を考えようよ！
明日からの生活のことを考えようよ！」

そう
今になって彼の死について
あーだこーだと
こぼすのはとても簡単で

家族がたった一人いなくなることが
永遠に存在しないということが
残された家族で生きていくということが

こんなにも

真剣

それにしても
よく出来たものだなぁと思うよ

毎週やってくる周忌のことで
アタマがいっぱい

「悲しんでる暇なんてないよ
残った家族の
明日からの生活のことで精一杯」

親戚のお姉ちゃんが言っていたんだ
『一つ、二つと周忌を重ねていって
最後に七つ目の
四十九日を終えたとき』

『あぁ
本当にいないんだなぁと
そのとき実感して
寂しくなるんだよ』
と

そうかぁ
そうなんだねぇ

周忌を七つ数えた時
そのときに
本当に
本当の静寂が
我が家にもやってくるのだ

その静寂の寂しさを思うと
寒くてこごえそうだ

だから
明日のご飯のことを考える
周忌のお料理のことを考える

故人を偲びつつも
悲しさでくず折れる暇を与えず
忙しく　忙しく

しかし
成し遂げたあとには
静かに静かに　波のように
本当の悲しさが打ち寄せてくる

周忌を
七つを数えた
そのときに。

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しかし・・・しかしだ！！
周忌は周忌でいいとして、
それに必要な料理が

多すぎると思わないか？

いや
いやいやいや；

だってさ

白餅（餡や砂糖の味付け一切なしの）を

15個　×　2組　

プラス

3個

プラス

一回り小さ目のを

3個　×　3組

合計　42個なり

毎週毎週（だからあと6回）お餅42個ってどうよ？；

ま、伝統だし
文化だし
否定はするつもりは毛頭ないんだけどさ
むしろ、一つ一つにちゃあんとイミがあるから
それを知って感銘するんだけど
でもねー
昔は食べ物が少なかったわけだしねぇ
現に
周忌の翌日は
疲れてご飯の準備もしたくない時なので
重箱の残りがそのままおかずになるので
ありがたかったりするんだけど
（実際あたしは助かった；仕事だったし）
今や
飽食の時代だからさー
毎週毎週毎週毎週・・・42個の餅・・・。

♪どないせっちゅうねん〜♪　　　BYチエちゃん

先日のお葬式の日の分は
ちゃんと冷凍してあるからいいけど
（それでも20個とか多すぎ；）
初七日の分のお餅は
見事に

綿の国星〜　※全滅

参った・・・；
（※餅はアタシにはあくまでも『おやつ』なので・・・）